【24卒】エントリーシート(ES)で嘘をつく必要はない!人事が見ているポイントとは|新卒採用

エントリーシート(ES)や面接で、嘘をついたり話を少しでも盛ろうと考えていませんか?しかし選考を受ける上での嘘というのは、そのリスクに対してリターンがほぼ見込めません。今回はその理由を解説します。

1.人事は嘘に気づくもの

そもそも人事(面接官)に嘘は通用しません。人事というのは「百戦錬磨」の現役社会人です。就活生はもちろんのこと、職場の同僚、上司、取引先やお客様など、日々さまざまな人達とやりとりしている強者です。

さらにFACTとして、採用担当者の7割以上が就活生の「嘘・盛った話」に気づいているというデータもあります。
採用担当者300人に対し「選考中(ESや面接)で学生の盛った話に気づいたことはありますか?」というアンケートを行ったところ、73.7%が「気づく」と回答しました。

出典:『就活ジャーナル』|就活で「嘘・盛った話」はアリ?採用担当者300人の本音アンケートより

嘘や盛った話に気づくきっかけとしては、就活生の怪しい態度や、話を掘り下げた時の具体性のなさ、適正検査との矛盾などがあるようです。

もしあなたがその嘘エピソードへの質問に対し、完璧な切り返しのできる相当なロジック(論理)を築いているというなら別ですが、そもそもそこに対して力を入れるのは努力のベクトルが間違っています。
その時間を自己分析に割きましょう。

2.嘘はリスクが高すぎる

選考を受ける上で嘘をつくことは、リターンよりリスクの方が圧倒的に高いです。

そもそも新卒採用というのは、信頼性が重視されます。その例として、みなさんが経験したことのあるであろう「大学受験」と「新卒採用」を対比させてみます。

みなさんが経験してきた大学受験は、上記の画像から分かる通り短期契約です。なので、能力検査(ペーパーテスト)をクリアすれば、入学することができます。

これに対し、新卒採用の場合、定年までの期間は40年ほどに及びます。そのため長期契約と言えます。そして、労働契約法で「正当な理由なくしての解雇」が禁止されています。なので、能力検査(ESや適性検査)に加え、あなたの人柄を見てきます。

企業は就活生に対して非常に慎重になります。「この就活生はきちんと働いてくれるのだろうか」「せっかく育てても数年で辞めないだろうか」などと考えているわけです。

これらの不安を払しょくするために、就活生は信頼性。つまり誠実さをアピールする必要があります。
それなのに「嘘」や「話を盛る」という行為を行うと、信頼性に大きな傷がついてしまいます。それゆえ、嘘はできるだけ控えるべきです。自分は未熟であることを認め、誠実に、前向きに語る方がずっと評価して貰えます。

3.そもそも嘘をつく必要がない

就活生が嘘をついたり話を盛る理由として多いのは、「自分は学生時代に大した経験をしていない」というコンプレックスです。

それゆえ多くの就活生は自分の学生時代をとにかくキラキラさせようと必死になります。ESや面接の場において「サークル長」や「カンボジアで学校を建てた」エピソードが頻発するのは有名な話ですね。(苦笑)

ここで皆さんに伝えたいのは、「重要なのは話のすごさ」ではない。ということです。
まず、前提として、本当に「すごい」経験をしている学生はほんの一握りです。

本当に社会人から見て「すごい」と評価できる経験とは「バスケ部でチームを全国優勝に導いた」「起業してスマホアプリを開発し、数十万件ダウンロードさせた」など上位数%にしかあたりません。

それゆえ、みなさんが頑張って盛った「サークル長」「ゼミ長」などの経験はありきたりで、大して人事の方に響きません。また、企業側は学生に大した経験がないことを重々承知ですし、期待もしていません。

それではどうしてESや面接で「学生時代に頑張ったこと」を聞くかというと、そのエピソードからあなたの「人柄」や「特徴」を知ろうとしてきます。エピソード自体にはあまり意味はないのです。

4.努力のベクトル

ここまでご覧いただきありがとうございました。最後に、本稿で出てきた「努力のベクトル」という言葉を紹介して締めようと思います。

就活をしていると「自分はこんなに頑張ってるのに内定が出ない…」「全然前に進んでる気がしない…」と努力しているのに報われずつらい気持ちになることも多いかと思います。

でも実はそれ、誰のせいでもなく、自分のせいかもしれません。そういう気持ちに陥るときは大抵「努力のベクトル」が間違っている時が大半なのではと思います。

先ほど例に挙げた「人事はエピソード自体に興味がない」という現実に対し、「嘘や話を盛ってエピソードを輝かせようとする」という努力は的外れでベクトルが間違っています。

逆に言えば、「人事はエピソード自体に興味がない」という事実さえ知っていれば、こういった間違った努力を回避できます。知識と知恵の話よろしく、知識が無い人に知恵が生まれることはありませんから、初心者は先に知識を入れる努力を行わなければいけません。知識がない状態で知恵を絞り出そうとする行為は無駄な努力です。

参照:『SEM-LABO』SEMマスターの日常ブログ|「努力のベクトル」より

少し難しい話をしましたが、結局のところみなさんがすべきこととしては正しい情報収集です。「就活は情報戦」と言われるように、情報を知っているか知らないかが、結果に大きく影響します。

わたしたち「北陸採用Tube」では、石川・富山・福井の企業さんを動画で紹介したり、選考を有利に進める上で大事な情報を発信しています。他の就活記事も読んでみてくださいね。

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